コンロが使いこなせない
結婚後の新居にコンロが3つもついていると言ったら、私の同僚はとても心配しました。
「〇〇が3つも同時に使いこなせるの?火事になりそう!」
図星でした。
新婚時代は、焼き時間を表何分・裏何分と細かく書いてある初心者用の本とにらめっこしながら、一つの料理に過集中。
同時に隣のコンロを使って他の料理をすれば、だいたい煮過ぎたり焼きすぎたりして、失敗するのでした。
焦って、慌てて、危なっかしいので、基本的にはコンロは一度に一つしか使わなくなっていきました。
魚焼きグリルも同様に、様子が見えず、つい忘れて焦がしてしまいがち。
お手入れも負担に感じたので、全く使えていませんでした。
さらに子どもが生まれ、料理中に子どもが泣いたり話しかけてきたりということが増えてきました。
そうなれば料理は中断。
とはいえ途中の料理を気にしながらでは子どもにも集中できず、かといって子どもにかかりきりではご飯の時間が遅くなるばかりだし、火を消し忘れる心配もありました。
情けないですが、パニックになり自分も泣いてしまうなんてことがよくありました。
調理家電という救世主
そこで、出会ったのがこちらの本。
勝間さんを真似して、オーブンレンジと、ホットクックに頼ることにしたのです。
野菜の下ごしらえは、レンジ。
肉や魚を焼くのはオーブン。
具だくさんスープや煮物、カレーなどはホットクックにお願いすることにしました。
具材ををカットして調味料を入れて、ボタンを押せば、私の仕事は終わり。
私と子どもたちが遊んだり、お風呂に入ったりしている間に、調理家電様が美味しく作ってくださるのです。
心が軽くなりました。
この、「一度忘れていい」ということは、ワーキングメモリの容量が希少な私にとって、とても価値のあることなのです。
こうして、私がコンロを使うのは、炒めものと少量のお味噌汁を作るときくらいになってしまいました。
↓こちらもよく作った!
一等地を有効活用したい!
そうなると、ふつふつと疑問が湧いてきます。
最近、加熱機器は色々増えたのに、魚焼きグリルとコンロは昔から変わらぬ設備として当たり前のようにくっついている。
どうしてだろう。
使わないコンロのせいで、作業スペースがとても狭い。
使うときだけポータブルIHコンロ出せばいいじゃない?
魚焼きグリルの場所が引き出しだったら、収納の一等地なのに。
と思っていたら、既にちきりんさんがコンロを減らしたキッチンを実現されてた!
穴が空くほど読ませていただきました。
自分らしいキッチンを作っていいんだ!と嬉しくなりました。背中を押され…
コンロなしキッチンの出来上がり
換気扇はあるけど、コンロはなし。
まな板の後ろにコンセントが隠れています。
魚焼きグリルの場所は引き出し収納に。
1~2段目に食器が入っています。配膳に便利!
食洗機からの動線も◎。
作業台は広々しているので、二人並んで調理できます。
お菓子作りやパン作りもできるようになりました。
コンロ使うときはポータブルIHを出して使います。
2台重ねて、フライパンと一緒に引き出しに入っています。
作業台の好きな位置で使えるので色々自由です。
食卓でも、庭でも使えます。
私には火力などに不満はありません。
温度が設定できるのも気に入っています。
ダイニングから見たキッチン。
コンロがないとキッチンも家具のように部屋に馴染んでくれる気がします。